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何故、今アルジェリア?添乗員が勧める4つの魅力とは…?
アルジェリアはご存知ですか?北西アフリカに位置し、マグリブ3か国(チュニジア/モロッコ/アルジェリア)の1つです。マグリブとは、日の没する国のアラビア語表記となります。文字通りに、西に位置するために、日の没する国となり、日のいずる国の日本より日の没するアルジェリアへの旅は格別のものとなります。異国情緒に溢れるアルジェリアの4つの魅力をご紹介します。
魅力その①要塞都市、コンスタンティンヌ
アルジェリア第三の都市、商業の中心都市がコンスタンティンヌ。ここは難攻不落の都市とも呼ばれ、標高約630mに位置し、周囲の街からコンスタンティンヌへ入る為には、吊り橋を渡らなければなりません。現在は、車が通行できる橋も完備され自由に行き来できます。渓谷に位置する為にコンスタンティンヌからは素晴らしい景色を見る事も出来ます。街の名前の由来は、313年に荒廃した街を再建した時のローマ皇帝、コンスタンティヌス1世からその名をとっています。そう、この国もローマ帝国の地中海世界の1つです。
魅力その②各地で見学できるローマ遺跡
かつてのローマ帝国はとてつもなく大きくその大帝国の規模は、世界に現存するローマ遺跡を辿るだけでも確認する事が出来ます。このアルジェリアの旅でも、2箇所のローマ遺跡へご案内します。まずは、3日目に訪問するジェミラ遺跡。アラビア語で「美しい」という意味のジェミラは、保存状態の良い状態でローマ遺跡を見ることが出来ます。ここは、山間にありその地形に合わせて、大劇場が建造されています。また、カラカラ帝の凱旋門も保存状態が非常に良い。ローマ時代はその領土を広げる為に各地で戦いが繰り広げられましたが、終戦後の戦勝記念として凱旋門を築くのと同時に、多くの命を奪ってしまった慰霊の意味も込められています。
もう一つのローマ遺跡は、ティパサ遺跡。もともとはフェニキア人の街として建造されましたが、カルタゴ戦争で、ローマ軍に敗退した後は、ローマ軍の軍事拠点とされ再建されました。海を見下ろす絶好の地は現在でも観光客の目を楽しませてくれます。
いずれもユネスコの世界文化遺産に登録されています。
魅力その③旅のハイライトはムザブの谷
首都のアルジェから南へ約600km離れたムザブの谷は、9世紀にアラブ人に追われたベルベル人の避難場所として人々が集まりました。標高が高く、海岸から離れたこの地は絶好の隠れ場所。その為にベルベル人の独自の文化や風習が今でも残っています。現在は7ツの村の集合体を「ムザブの谷」と呼んでいますが、今回のご旅行では、①ベニイスゲン②エルアーテフ③ガルダイヤの三か所を巡ります。カスバと呼ばれる旧市街や中心広場では、マーケットを見学したり、ご昼食はベルベル人のテント内で召し上がっていただきます。懐かしい村々の訪問は、中世へタイムスリップした気分を味わえます。
ムザブの谷でのご宿泊は、「アグレーンパラダイス」緑豊かなオアシスに位置し、ムザブ様式の伝統的なホテルです。屋上へ上がることも可能で、晴れた日には、満点の星空を見る事も出来ます。
魅力その④アルジェリア料理に舌鼓!
アルジェリアは様々な民族・文化が入り乱れているため、その都度様々な要素がスパイスとなり料理も洗練されてきました。またフランスの植民地時代には、フランス料理の要素もプラスされてより良いアクセントに!日本でも近年有名になっている、クスクス(世界最小のパスタ料理と呼ばれる通り、小麦粉を蒸して篩にかけて玉状にしたもの)、ブリック(アルジェリア風春巻き)、新鮮なシーフード・・・・また、毎朝食に出される本場さながらのクロワッサンやバゲット(フランスパン)は添乗員のいち押しです!!
アルジェリアは、危険度が下がり、ぐっと身近になりました。観光要素もたっぷり詰まったアルジェリアへ出かけてみませんか?きっと、新しい発見・出会いが待っていると思います。