トップページ > スタッフコラム > インド&スリランカ添乗日記

2019年2月14日

インド&スリランカ添乗日記

ハプニングも乗り越えたインド&スリランカ11日間

「ナマステ~~(合掌)」 不思議の国インドとインド洋に浮か宝石の島、スリランカより戻りました。色々ありましたが、美味しかった!気持ちよかった!みんなで乗り越えた!そんな思いの詰まった添乗日記をお届けいたします。

タージマハル(アグラ)/イメージ

タージマハル(アグラ)

INDEX


1.インドのフラッグキャリア、エアインディアでいざ出発!

今回の旅は、総勢7名様。西日本のお客様の為に、関西国際空港から出発しました。利用する航空会社は、インドのフラッグキャリア、エアインディア。かつては、機内へ乗り込んだ瞬間に香辛料の臭いがプンプンしましたが、今回はあまり感じませんでした。使用機材は、B787(いわゆるドリームライナー)。従来の航空機とは違った点がいくつかあります。その中でも一押しが、機内に加湿器を搭載しているという事。通常の航空機は、砂漠並に乾燥しており、長時間のフライトでは喉もお肌もカラカラに乾燥してしまいます。しかし、この機材は加湿器が搭載されているため、快適に過ごせます。特に女性には嬉しく優しいフライトですね。
次は、窓には電子カーテンを利用しているという事。通常の窓はシェイドと呼ばれる窓のカバーを上下して外光をシャットアウトしますが、この電子カーテンは、5段階の光でそれぞれのお客様がご自身で透過光量を調整出来る事が出来ます。一番暗い光に設定しても約5%の透明度があり、光を避けながら外を眺める事が出来るのです。そして窓も従来より1.2~1.6倍の大きさ、天井も高く圧迫感を感じないように設計されているのです。

搭乗口(関西空港/イメージ

搭乗口(関西空港)

ボーイング788機(関西空港)/イメージ

ボーイング787機(関西空港)

機内食は、基本的にカレーベース。メニューのチョイスは、「ベジタリアンかベジタリアン以外」という選択となります。どの路線も同じようなメニューの感ありますが、この味・・・何故か好きですね。食前には、ピーナツとアペリティフ(アルコールも無料です)が、サービスされます。この時に食事の際のお飲物をご依頼ください。機内食を配る際は、ドリンクサービスはございません。

機内食(エアインディア)/イメージ

機内食(エアインディア)

機内食(エアインディア)/イメージ
機内食(エアインディア)/イメージ

機内エンタテイメントも、オンディマンド式のパーソナルビデオが備え付けてあります。数は少ないですが、邦画と日本語吹き替え(または字幕)があります。


2.「アユボワン」の国、真夏のスリランカでフルーツを楽しむ!

「アユボワン」とは、スリランカの挨拶の言葉です。こんにちは!こんばんは!ありがとう!さようなら!お元気で!と何でも使用できる万能の言葉。両手を合わせて迎えてくれるスリランカは何か安らぎを感じます。そんな「アユボワン」の国スリランカは通年で高温多湿の国ですので、フルーツが大変豊富です。お食事の際にもフルーツが出ますが、特別なフルーツは露店で買うのが一番。例えば、マンゴー。日本では大変高価な果物としても有名ですね。でも、この国では、大量になる果物ですのでとても安いです。しかしながらホテルやレストランでサービスされることは極めて少ない。何故なら、マンゴーは漆科に属するので、アレルギー等でかぶれてしまう方もいらっしゃるのです。酷い人は、マンゴーの木の下を通過するだけで、顔がパンパンに腫れてしまった方もいらっしゃいますのでご注意くださいね。
もう一つは、果物の王様、ドリアン!その強烈な臭さから、好き嫌いがはっきりと分かれます。あまりにも強烈な臭いの為に、殆どのホテルでは持ち込み禁止となっています。持ち帰らずに、露店でその場で食べるのがお勧めです。今回のお客様は、フルーツ大好き!のお客様がいらっしゃり、移動途中で立ち寄りました。お客様のお陰で、珍しく高価なマンゴーとドリアンを堪能できました!ご馳走さまでした!

黄色のマンゴーはアルフォンスマンゴー(美味!)/イメージ

黄色のマンゴーはアルフォンスマンゴー(美味!)

果物の王様ことドリアン/イメージ

果物の王様ことドリアン


3.皆で登頂!シギリヤロック

スリランカの一番の観光地は、シギリヤロックと呼ばれる一枚岩。ここには、かつて宮殿も築かれ遺跡も残っています。登頂するには、階段を約1200段上ることになります。石段もあれば、鉄製のらせん階段もあります。途中休憩する場所もあるので、水分補給しながら景色を眺めながらゆっくりと登りましょう!どうしても途中で断念する方も、中間地点にある「シギリヤレディ(天女)」のフレスコ画までは、何としても登ってください。御対面すると疲れも吹っ飛びますよ。残念ながら現在では写真撮影は禁止ですが、頭にしっかりと焼きつけてくださいね。

シギリヤロック遠景/イメージ

シギリヤロック遠景

シギリヤロック(こちら内部にフレスコ画がり)/イメージ

シギリヤロック(こちらの内部にフレスコ画があります)

岩山を登っている途中では、不思議な岩の門があります。この形は、手を合わせた形に似ています。皆様で、「アユボワン」の手の形のポーズをして、いざ、山頂へ向かいます。(この時はまだまだ元気)

シギリヤロックへの道/イメージ

シギリヤロックへの道

ライオンの門(シギリヤロック)/イメージ

ライオンの門(シギリヤロック)

螺旋状の階段を上って、シギリヤレディとご対面!疲れも吹っ飛ぶ、感動の瞬間です。グラマラスな妖艶な天女達は様々な表情を見せてくれます。もともと約500体もあったとされますが、現在はそのほとんどが欠損して18体のみ観る事が出来ます。宝石も身に着けておりその当時の豊かな様子もうかがえます。そのフレスコ画を通過すると、ライオンの門と呼ばれる広い踊り場のような場所に出ます。ここまでくれば山頂まであとひと頑張りです。ライオンはいつの時代も権力の象徴。ライオンの中に入っていくのは、権力者の手下になるも同然。当時の王の絶対権力いや、他者に対する恐怖心も窺えます。そしてついに山頂へ!風が心地よく吹き抜け、達成感と爽快感で疲れも吹っ飛びました。

シギリヤロック山頂/イメージ

シギリヤロック山頂

シギリヤロック山頂/イメージ

シギリヤロック山頂

シギリヤロックでは、スズメバチの被害報告もあるようですが、我々観光中は、全く問題ありませんでした。現地ガイドによると8月頃に活発になるが、それ以外では問題ないとの事。情報は頻繁に変わりますので、ご心配な方は、渡航迄にご確認をお願いします。


4.最高の癒し・・・アーユルヴェーダ施術!

インド・スリランカでの伝統的医学が、アーユルヴェーダ。最近、日本でも流行っていますのでお聞きになったこともあるのではないでしょうか?私も個人的に気に入って、休暇を利用して、アーユルヴェーダ目的だけに約1週間スリランカへ行きました。身体の内外から美しく健康になろうというものです。今回は、シギリヤロック登頂後、女性のみ、施術を受けられました。最初の問診からはじまって、専属のテラピストと共に約2時間のオイルを使用してのマッサージ。全身施術となるのでとっても気持ちの良いものです。スリランカでも日常的に医療目的や健康目的でアーユルヴェーダの施術を受ける方も多く、自分の体調に見合った食事をとりながら根本的な健康体を目指そうというものです。外国人達もアーユルヴェーダ専用のホテルに長期滞在し、心身共に健康になって母国へ戻る方も多いようです。もちろん女性だけではなく男性の方もいらっしゃいます。これは絶対にお勧めです。一度、本場でお試しあれ!!!

アーユルヴェーダ施術所にて/イメージ

アーユルヴェーダ施術所にて


5.あ~~ハプニング!急遽、日程変更でジャイプールへ!

冬の北インドは、乾季で気温も上がらず、ベストシーズンですが、唯一の心配が濃霧。我々の滞在中は、異常寒波が押し寄せ、早朝は、しばし霧が町中を覆いました。そんな中、この日はデリーからヴァラナシへ航空機での移動の日。予約の確認をしたにもかかわらず、空港へ到着すると、われわれの予約便は欠航となってしまいました。代替便も全て満席、それよりもいつ飛ぶかも全く不明。こんなところで無駄な時間を過ごすことは出来ません。皆様とご相談の上、急遽、スケジュールを変更し、世界遺産ピンクシティで有名なジャイプールへ行くことに決断しました。
ジャイプールはデリーから車で約6時間。車窓からも様々な景色をご覧いただけます。ジャイプールは英国の統治時代に現在の紅色の砂岩によって旧市街が建造され美しい街へと変貌しました。有名なのは、「風の窓」。外部との接触を禁じられていた女性達が、自分たちの姿を見られることなく、女性達はこの窓から、外のパレード等を見て楽しむことが出来るという事です。その小窓の数は900以上!風通しもよく、「風の窓」と呼ばれています。

風の宮殿(ジャイプール)/イメージ

風の宮殿(ジャイプール)

他には、アンベール城と呼ばれる美しい城塞があります。アンベールとは、城塞という意味で、都市名にもなっています。アンベールはジャイプールの隣町です。多くの城塞を見る事が出来ます。アンベール城へはかつては、「象のタクシー」で登っていましたが、危険が伴いますので、現在はジープで登ります。このお城は、16世紀からあった城砦跡に、大規模な築城が開始され100年以上もかかり、まるでひとつの都市のようなお城が出来上がりました。高台に築城されているために景色も最高です。華やかな行事が毎夜行われていたことでしょう。

アンベール城(全景)/イメージ

アンベール城(全景)

アンベール城へのジープ/イメージ

アンベール城へのジープ

アンベール城内部/イメージ

アンベール城内部

アンベール城内部/イメージ

アンベール城内部


6.似合いすぎる民族衣装!タージマハルは最高の思い出!

インドの観光地で一番有名なのは、恐らくタージマハルではないでしょうか?誰しもが目にしたことがあり、また一度は行ってみたいと思う場所。ユネスコの世界文化遺産に登録されているのはもちろんの事、2007年には、新・世界七不思議にも選出されました。この白亜の殿堂は、霊廟です。ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが1631年に死去した愛する王妃ムムターズ・マハルの為に建設した総大理石の霊廟です。近づくと、この霊廟には、貴石も彫り込まれており想像を絶する美しさ(と建造費!!)です。
お客様は、現地で民族衣装(女性はサリー/男性はクルタ)をレンタルされて着用したまま観光しました。これが、良くお似合いでビックリです。日本人は、やはり着物が一番似合いますが、着物は着付けも小物も準備が大変です。でもこのサリーは、比較的簡単に着用できます(レンタル店が着付けしてくれます)ので、お勧めです。

民族衣装でタージマハル観光/イメージ

民族衣装でタージマハル観光

タージマハル/トリック写真/イメージ

タージマハル/トリック写真

タージマハル/トリック写真/イメージ

いろいろあったインド&スリランカの旅ですが、皆さまの暖かいご理解とご協力で無事に終了できました。本当に感謝しております。

インドやスリランカは、見どころ満載!美しい場所も不思議な場所もあります。また、貧しさが残る国でもあります。特にカースト制が未だ残るインドでは、人々の生活には格段の差があります。デリーでは、スラム街も多くあり、狭く簡易なトタンで出来た家屋で多くの人々が暮らしています。電気もありません。今年の異常寒波では、寒さに耐えられず命を落とした住民も少なくありません。政府は毛布を支給しましたが、充分ではなかったようです。華やかな観光地とは裏腹に貧しさという現実も存在しているという現実も旅行の際には、是非見ていただきたいと思います。
車で移動する途中でも、渋滞や信号待ちを利用して、物を売ってくる人々もいます(他国でも見る事は出来ますね。)また、バスの窓の外側で、3人の子供達が、やたら踊ったり、歌ったり、笑顔を投げかけてきました。皆で注目していると、終了後には、チップを要求・・・・大道芸人の卵というわけですね。私はこの時には、この国の子供達の逞しさを感じました。必至で生きて行こうと子供たちなりに考えているんですね。エネルギーも感じ取りました。

旅は、本当にいろんな事を感じる事が出来、勇気や元気ももらえます。やはり、旅って素晴らしい!

※コラム内写真は全て旅行中に撮影
(2019/1/12~1/22 添乗員:上杉和香)

添乗員付き旅行、随時アップしていきます

詳細は、こちらから

メール・お電話でのお問合せもお待ちしております。

お問い合わせ
資料請求はこちら

※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度、高度、天候でご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください。