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美しきヒマラヤの国 ネパール周遊6日間
~憧れの山々との出会い~
美しきヒマラヤの国 ネパール周遊6日間
北はチベットと接するヒマラヤ山脈、南はインドへとつながるタライ平野にはさまれた、北海道の約1.8倍の面積の国土を持つ小さな国ネパール。
変化に富んだ国土に30以上の民族、人口約2700万人が暮らしています。
ネパールという国名を聞いて思い浮かぶのは何でしょうか?ヒマラヤ山脈?それともヒンドゥー教の国?残念ながら日本人にはあまり馴染みの無い国なので、これといったイメージが涌かない方も多いかもしれません。
しかしながらここ数年ネパールは外国人観光客に人気の国として注目されています。
ヒマラヤ山脈に囲まれた豊かな自然と数々の歴史ある寺院、美味しいチベット料理にフレンドリーな人々そしてトレッキング。
登頂を目的としている登山に対し、山の中を歩くのがトレッキング。ネパールを訪れる5人1人はトレッキングをすると言われるほど、トレッキングはネパール観光の目玉になっています。
≪「世界の屋根」ヒマラヤへのトレッキングの玄関口≫
「世界の屋根」ヒマラヤへのトレッキングの玄関口となるのがネパール。東西2,400kmにわたり連なるヒマラヤには10座の8,000m峰があり、そのうち8座がネパール内にあります。 エベレスト、アンナプルナ、ローツェ、マナスル、ダウラギリといった名峰に登るには、高度な技術と体力を要しますが、トレッキングではこれらの名峰を眺めながら歩くことを楽しむことができます。 ネパールトレッキングのベストシーズンは乾期となる10月から4月まで。人気トレッキングスポットのひとつアンナプルナ山は、ネパールの中央部に位置する山で、ネパールトレッキングの入門として人気が高いところです。手付かずの自然と、ヒンドゥー教と仏教が調和した現地民とのふれあいは、きっと他では味わえない想い出となることでしょう!
≪カトマンズを見ずしてネパールを見ず≫
1979年ユネスコの世界文化遺産に指定された古都カトマンズは、人口およそ170万人のネパールの首都で、別名を「カンティプール」(栄光の都)と言い、1990年の民主化を機に急速に成長を遂げています。首都にしては小さな印象を受けますが、ここはネパール随一の大都会。レンガ造りの街並みは中世の世界にタイムスリップしたかのような感覚になります。町のいたるところに小さな寺院があり、宗教都市としての趣に溢れ、日本人にとってはなぜか懐かしくてたまらない気持ちにさせられる町でもあります。町は活気に溢れていて、散歩しながら人々の生活を見ているだけでもとても面白いところです。かつてこのカトマンズこそが「ネパール」と呼ばれていました。今でも農村部の人たちは「カトマンズへ行く」ことを「ネパールへ行く」と言います。
「ダルバール」とは「宮廷」という意味で、その名の通り、マッラ王朝時代にはカトマンズ王国の中心部でした。古くから王族の由緒正しい場所であるダルバール広場では、今でも王族の戴冠式や即位式が行われます。広場に立ち並ぶ20数棟にも及ぶ寺院には、いろいろな時代のものが混在し、その建物の装飾の美しさには目を見張るものがあります。
この広場には生き神の住むクマリの館をはじめとする見どころも多く、周囲にはハヌマン・ドカと呼ばれる旧王宮や庶民のバザールなど、いつも観光客で賑わっています。
≪絶景かな!エベレスト遊覧飛行≫
世界の頂エベレストと、銀色に輝くヒマラヤの山々を手軽にそして近くに見たい!という方にお勧めなのが、オプショナルツアーとしてご紹介する「エベレスト遊覧飛行(マウンテン・フライト)」です。首都カトマンズよりイェティ航空、ブッダ・エアーなどが運航していて、カトマンズから往復約1時間のフライトは、世界最高峰エベレストをはじめ、数々のヒマラヤの名峰群を望める究極のフライトです。ただし、天候に大きく左右されるフライトのため、ヒマラヤが見えないと判断された場合は運休になりますのであしからず・・・。
≪湖のほとりの町 ポカラ≫
カトマンズより西へ200kmのところにあるネパール第二の都市ポカラ。「ポカラ」という地名はネパール語の「ポカリ」(湖)という言葉から来ており、その名の通りアンナプルナ氷河を水源とするフェワ湖、ベグナス湖、ルパ湖など美しい湖沼群が点在しています。標高は海抜827mとカトマンズに比べると低いため、気候もカトマンズより温暖です。この標高の低い町のすぐ近くに8,000m級の山々がそびえているため、世界でもまれな景観を誇っています。マチャプチャレ(6,993m)はフェワ湖からわずか28kmでその間には他の山がないため、低地にいながら目の前に迫るヒマラヤの山々を見ることが出来るのは、この町ならではの贅沢。トレッキングに出かける人々の拠点の町としてだけでなく、湖のほとりでヒマラヤの山々を眺め、リラックスできるリゾート地としても人気のある場所です。
ポカラの町からヒマラヤの山々を見ると、町と山の間にちょっとした丘があります。その「サランコットの丘」の上から見るヒマラヤ連峰の眺望は臨場感満点です!美しい日の出を是非お楽しみください。
≪ヒマラヤの展望台 ナガルコット≫
首都カトマンズから約35km、海抜2100mの緑豊かな丘陵地帯にあるナガルコット。カトマンズ盆地に位置するこの町は、東西200kmにわたって連なるヒマラヤ山脈のビューポイントとして知られています。東にはエベレスト、西にはマナスルやアンナプルナの絶景を見渡すことができ、その素晴らしさは人々を魅了してやみません。日帰りでも十分楽しめる町ですが、是非一泊してヒマラヤを望む美しい日の出と日没もご覧いただきたい場所です。
≪マッラ王国の都・バクタプルとパタン≫
バクタプルはカトマンズの古都の中でも、特に趣のある旧市街が広がる町です。バクタプルの町は889年にアナンダ・デヴ王によって築かれ、その後12~18世紀の間、首都の一つとして栄えました。別名「バドガオン」(信仰の街)とも呼ばれており、カトマンズのネワール族の町の中では、このバクタプルが一番中世の町並みをそのまま残しています。田園地帯の小高い丘の上にある人口約30万人ほどのとても静かでのんびりとした小さな町で、住民の8割以上がネワール族で、そのほとんどが農業に従事しています。赤レンガ造りの町並みの中を散策していると中世の世界を歩いているような不思議な気分にさせられます。
町中にある広場の一つトウマディ広場の中心は、ニャタポラ寺院です。18世紀の初めに建てられたカトマンズ盆地で一番高い30mの寺院で、バクタプルの町の外からでも目にすることができます。「ニャタポラ」とは「五重の屋根」という意味で、この寺院は5段の基壇と五層の塔で成り立っています。
パタンはカトマンズの南、バグマティ川を越えたところにある古都。カトマンズに近いことから町は大きくなり、現在の人口は45万人以上。ネワール文化の華開いたマッラ王国が栄えた時代には首都だったところです。カトマンズ盆地では一番古い町で、299年にアショーカ王によって作られたと言われています。別名を「ラリトプル」(美の都)といい、その名の通り大変美しい、趣深い町です。町の住民は彫刻・工芸・絵画などの芸術に長けたネワール族が8割を占め、いたるところで工房や絵描きを見かけます。長い仏教の歴史を持ち、町の四方には紀元前3世紀にアショーカ王が建てたと言われるストゥーパが残っている、今でも住民の6割以上が仏教徒の町です。
≪意外にも日本人の口に合うチベット料理≫
土地柄的にインド料理、中華料理、チベット料理など近隣諸国の料理が基となり、融合され独自の食文化を築き上げたネパールの料理。インド料理ほど香辛料が強過ぎず野菜が比較的多いので、日本人の口に合いやすいのが特徴です。
地理的にも食文化的にも繋がりの深いチベットやインドの料理もネパール人の食生活に溶け込んでいて、本格的なインド料理がチベット料理も食べられます。もちろんカレーも絶品です!カレー以外にももちろんありますよ~!ネパールに行ったら是非食べていただきたい代表的なネパール料理をいくつかご紹介します。
●モモ Momo
チベット発祥の蒸し餃子で形状は大体2種類。具材の種類は水牛、チキン、野菜の3つが一般的です。調理方法としては蒸すのが一般的ですが、焼いたり揚げたりしても食されているもので、アチャール(漬物のようなもの)をもっと汁状にしたものをタレとして付けていただきます。このタレもお店によって全く違っていて、トマトベース、ごまやピーナッツベースのものなど様々。いろいろなお店のモモをトライしたいものです。
●ダルバート(カナ)Dalbhat
定番中の定番。これを食べずして「ネパールへ行ってきた」と言うことはできません!いわゆる定食です。味噌汁に相当する豆汁(ダル)・ご飯(バート)・おかず(タルカリ)・漬物(アチャール)の4品セットからなっています。価格に応じておかずの量が増えます。このダルバート、どこで食べるにしてもお代わりが価格に含まれているのも魅力のひとつです。アチャールは日本で言うお漬物ですが、日本人には味わったことのないような酸味と辛味のコラボで主役級の主張をしてくれます。トマト、大根、ジャガイモはもちろん、レモン、マンゴーなどのフルーツもアチャールの具材になります。これは何のアチャールだろうと考えながら食べるのも楽しみですね。
●ギャコック(チベット鍋)Gyakok
豚骨ベースの少々濃い目のスープに、季節の野菜・豆腐・春雨・鶏団子・バクシャンガルキュル(豚肉の揚げ物)・ラム肉等がたっぷり入ったボリューム満点のお鍋です。
寒~い冬には特にお勧めです!
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