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2018年4月5日

地獄の門で驚愕絶景!添乗員が語る!テント泊の体験記

地獄の門

地獄の門

中央アジアの秘境といえばトルクメニスタン。日本からの直行便もなく、詳しい情報もないので興味はあれど実際の渡航には躊躇される方も多いのではないでしょうか?しかも地獄の門の観光では、テント泊は避けられません。私が実際に体験した地獄の門でのテント泊体験記を是非、ご覧ください。
(写真は、全て2016年8月下旬、ツアー中に撮影したものです。)

INDEX


1.トルクメニスタン入国で初洗礼

私がトルクメニスタンへ渡航した際は、ウズベキスタンからの陸移動でした。車を国境の建物付近に駐車する事は許されていないので、炎天下を数百メートル手前で降車し歩きます。ウズベキスタン出国は問題なく、その後、到着したのがトルクメニスタン。窓口で入国書類に必要な招聘状等を提出して入国手続きの第一段階。何故か銀行の窓口のような所で女性係員が査証の手続きをしてくれます。これがやたらと時間がかかりました。ようやく、査証が発行され手荷物検査を受けて第二段階をと思ったら、係員がいません。どうやら昼休みでお食事タイムでした。先ほどまで係員はいて、我々が入国するのは明らかなのに、そんなことは関係なく時間通りにお昼休憩。ここでもひたすら待ちます。1時間は、再開は無理かな?と思いましたが、30分程度で再開しました。入国を終えて荷物検査。全員、スーツケースを開けて質問攻め。でもその質問内容は、殺気立つようなものではなく、カップ麺とか超小型懐中電灯とか団扇とか・・・日本製品に興味があって根掘り葉掘り聞いているようで、時折、係員の笑顔も見る事が出来ました。入国後は、再び数百メートル歩いて、よやく専用車へ。「秘境の入口」の扉は重く、初洗礼を受けた気分でした。


2.これは地獄の門?日没前に見た景色。

日没前の地獄の門

日没前の地獄の門

日没

日没

地獄の門への道は、舗装された道路を全て走行するわけではありません。幹線道路を外れてキャンプサイトへ向かいますので、4WDに分乗してドライブします。ここでも日本の中古車が大活躍。最新のモデルではなく、ひと昔前の車種の方が、舗装されていない道には向いているようです。キャンプサイトへ向かう途中で、ラクダと日没を見学。吸い込まれるような美しい光景でした。

そして、地獄の門へ到着。でも・・・・燃えていない!!まさか、ガスの量が激減したのか!一瞬血の気が引きましたが、冷静に考えると、これは日没前だから炎が見えないだけでした。


3.これが地獄の門!日没後に見た絶景!驚愕した4つの理由

荷物をテントに置いて、夕食を終えたら、いよいよ地獄の門の見学へ。キャンプサイトからは徒歩にて移動。
暗闇に浮かび上がるあの景色を目の当たりにしました。

地獄の門のすぐそばで記念撮影

地獄の門のすぐそばで記念撮影

地獄の門(遠望)

地獄の門(遠望)

その1)この地獄の門は、1971年のボーリング調査の際の落盤事故によりぽっかりと穴が開いてしまい、そこから湧き出る有毒ガスを食い止める手段として点火されたもの。現代の技術力でも食い止める事が出来ずに、現在でも延々とガスを放出し続けているという驚愕事実。

その2)メラメラと燃え上がり炎が噴き出す「地獄の門」。ここには全く柵などがありません。自己責任で全て見学します。危険という文字が書かれた看板等も全くなし。これには、本当に驚きました。炎の熱風を直に感じる事が出来、そのまま踏み込むと地獄へ落ちる・・・という驚愕事実。

その3)日の出は、色んな所で観賞しましたが、月の出を見たのは初めてでした。広い水平線の彼方から月が昇ってくるのは、人生で初めての経験。人生初、月の出観賞・・・という驚愕事実。

その4)インスタ映えという言葉が流行しましたが、旅行へ行って撮った写真をそのままSNSへ投稿される方は多いと思います。この地獄の門の写真は、差し引きなしで、雑誌やポスターで目にするままの景色をご覧いただけて、素晴らしい写真を撮ることが出来ます。近づくと炎に吸い込まれそうな迫力のある写真を、遠方からだと人のシルエットと一緒に地獄の門を撮ることが出来ます。我ながら出来上がりの写真を見て満足・・・という驚愕事実。


4.テント泊あれこれ/事前に知っておきたい5つのポイント

旅好きの方でも本物のテントに宿泊した方は、それほど多くないのではないでしょうか?不安もあると思います。ここでは、事前に知っておきたい5つのポイントをご案内します。

テント

テント

キャンプサイトのテーブル

キャンプサイトのテーブル

キャンプサイトの夕食

キャンプサイトの夕食

その1)テントは自分で張るの?→ここではキャンプサイトがあり予約をしておくと事前に用意してくれます。テントは骨組みもあるので、自分で張るとなると結構、難しい。1人1張りとなり、荷物を置いても寝るのには充分なスペースがあります。スーツケースを持参しても問題ありません。

その2)寝袋は必要?→現地の旅行会社が用意をしてくれますが、新品ではありません。気になる方は、ご自身でご用意されることをお勧めいたします。私はインターネットサイトより購入しました。冬用~夏用があるようですが、利用範囲が広いように、中間クラスを購入しました。値段は¥4,000程度でした。テントはこれが最初で最後と思われる方は、薄いシート(もしくはタオル)をお持ちになり、現地でレンタルする寝袋に入る際には、それにくるまって寝袋に入ると良いかもしれませんね。他、寝袋の下に敷く、薄手のマットも現地で用意してくれます。枕もありました。タオルを持参して枕にまくと快適です。

その3)食事は?→キャンプサイトがあるので、夜はバーベキューを現地係員が用意してくれました。満点の星と遠方に地獄の門を眺めながらの夕食は最高!朝食も簡易なものですが、現地係員が用意してくれます。お湯も用意してくれるのでコーヒーや紅茶等もお飲みいただけます。余程の食事制限等がなければ是非、キャンプサイトの食事をお召し上がりください。せっかくスタッフが用意をしてくれるのですからね。もしご心配ならお菓子等の嗜好品をお持ちになると良いですね。

その4)洗面所やトイレは?→砂漠での水は貴重。水道の設備はございません。消毒付きのウェットティッシュや消毒ジェル等をお持ちになると良いですね。顔も洗いにくいので、ミネラルウォーターをスプレー式で噴射できるものをお持ちになるととても気持ち良いです。
トイレは、簡易トイレがあるのですが、あまり快適ではありません。その場合は、青空トイレを利用!(それ以上の説明は割愛します)テントからトイレ等に行く際のサンダル等はお持ちいただくと便利ですね。

その5)気温は?服装は?→砂漠性の気温は、日中と夜間が激しく違います。猛暑の夏場と激寒の冬場の設定はいたしません。快適に過ごすことが出来る春と秋ならば、多少の服装の調整で快適に過ごせます。夜間、寝間着に着替えるかどうか?というご質問をうけるのですが、ご本人が気にならないのであれば、日中の服装のままで寝袋にお入りください。4WDでの移動の際にも、動きやすいストレッチ素材がよいので、テント泊の日は、楽な服装を着用していただくと良いでしょう。

如何でしたか?ちょっとした心構えと準備で、秘境の地のテント泊も不安なく過ごせます。もちろん、地獄の門だけではなく他にも見どころ一杯です。今回のコースは少し改善しました。

1 到着時に査証を取得するのはかなり時間がかかるので日本で予め査証を取得します。また、空路で入国しますので、荷物を持って越境する必要がありません。

2 せっかくのトルクメニスタン。査証取得をして入国するので、とことん見たい!日本発着計11日間のご旅行です。大自然の雄大なヤンギ・カラ渓谷も観光します。

3 テント泊の朝食を少しアップグレード!朝食に目玉焼きも作ってくれます。絶品!

9月7日(金)出発は、催行決定まであと少し。トルクメニスタンにご興味ありましたら是非、ご連絡ください。

詳細日程と旅行代金はこちらから


5.旅行に役立つトルクメニスタン一般情報

位置:中央アジアと呼ばれる地域。カスピ海、アフガニスタン、イラン、ウズベキスタン、カザフスタンと国境を接する国

面積:48万8千㎢(日本の1.3倍)

人口:約520万人

言語:トルクメン語

現地通貨:マナト(TMT)1USD≒3.5TMT 日本円からの両替は不可の為、事前に米ドル現金(小額紙幣を中心に)お持ちください。尚、米ドル現金は、そのまま使用できる場合もございます。

気候:典型的な砂漠気候。夏場は45℃、冬場は氷点下にもなります。朝晩と日中の温度差が大きい為に服装で調整が必要です。

服装:紫外線が大変強いので、サングラス・帽子・日焼け止めは必携。日傘も是非お持ちください。服装は、Tシャツ・短パンよりは、強烈な日差しから身体を保護する為に薄手の長袖&長ズボンの着用をお勧めいたします。

日本からの移動:現在、日本からは、直行便はございません。経由便でも就航している航空会社が限られています。本ツアーでは、バンコク経由でアシハバード(首都)へ移動します。

電圧とプラグ形状:電圧は日本とは異なり220V。プラグも日本とは異なりCタイプ(丸ピン2穴)となります。電圧に関しては、一般的にスマートフォン(或いは携帯電話)やカメラの充電器に変圧器が内蔵されている場合が多いのでご確認ください。プラグに関しては、変換用のプラグが必要です。世界各国対応のマルチプラグ(組み合わせにより自在に変化するプラグ)が大変便利です。また、100円均一ショップ等でも変換プラグを扱っている場合があります。尚、キャンプサイトには充電設備はございません。

トイレ事情:ホテルでは洋式の水洗トイレとなります。日本の様に温水洗浄便座機能はほぼありません。公衆トイレは、あまり清潔ではなくいわゆるトルコ式(和式)が多い。備え付けのティッシュペーパーはないので、トイレットロールを持参すると良いでしょう。紙詰まりする場合があるので、使用済みのペーパーは流さずに籠に入れる。砂漠の移動中やキャンプサイトでは、青空トイレとなる場合が多いです。

水道水:水道水の飲料は避けてください。現地でペットボトル入りにお水を購入。どこでも購入できます。また、日本からスーツケースに2~3本ペットボトルのお水を持参すると便利です。乾燥しているので水分は充分に摂取してください。

時差:日本より4時間遅れています。サマータイム(夏時間)の実施は有りません。

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※写真・イラストは全てイメージです。ご旅行中に必ずしも同じ角度、高度、天候でご覧いただけるとは限りませんのでご了承ください。